お正月にお正月飾りをする意味はどうして ?
お正月になると、どこの玄関先にもしめ飾りをつけている家や門松を置いてある家がでてきます。
しめ飾りや門松のようなお正月飾りは、年神を迎えるための準備です。年神はお正月飾りを目印にしてやってきます。

しめ飾りは、家にお迎えした年神にお正月の間とどまってもらう重要な役割があります。ですから玄関だけではなく、あちらこちらに飾り全体がつながって家をかこむように飾るのが本式です。
 しめ飾りに稲わらを使うのは、五穀豊穣をつかさどる年神に感謝をささげる意味があります。そのほかにも扇や橙や裏白などでおめでたい飾りつけをして、お正月のムードを盛り上げます。

門松は、年神が家にやってくるための目印です。飾るのは松にかぎりません。いつも青々としている常緑樹の榊・柊・栗・楢などの、とがった葉が邪気を追い払います。
竹を添えるようになったのは鎌倉時代のころからで、「松は千歳を契り、竹は万代を契る」と言って、豊な生活が永遠に続くようにという願いがこめられています。
お正月飾りの基礎知識