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四十肩・五十肩は3段階の病期により治療法も

四十肩・五十肩は肩に激しい痛みが走り発病してから肩の痛みがなくなり完治するまでの間にその症状が3段階に病期が分類されます。

1段階目が 急性期 (個人差はありますがだいたい2週間前後位)
突然肩に強い痛みが走ります、四十肩・五十肩になったばかりの肩は肩関節が炎症を起こしている為に肩を動かさなくてもズキンズキンとした痛みがあります。

2段階目は 慢性期 (個人差はありますが2〜4ヶ月前後位)
肩関節廻りの炎症は治まってきてはいるもの肩を少し大きく動かすと痛みが走ります。肩関節周囲炎の後遺症のせいで肩関節の癒着が進み肩の動きが悪くなり動かすと痛い。

3段階目は 回復期 (個人差はありますが3〜6ヶ月位)
この時期に入ると肩の痛みはほとんどなくなりますが、肩関節が癒着のために肩の動きが非常に悪く。人によってはほとんど肩が上がらなくなるので、アイロン体操などのリハビリ治療が必要になります。

このように急性期のような痛み、そのものは数週間程度で収まってきますがそのあとの肩関節の癒着により肩の動きが非常に悪くなります、それに日常の生活にも支障をきたします、このような期間が非常に長く続いてしまいますので、リハビリや体操などの治療が必要になります。

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肩間接の癒着とは?

肩間接の周りには滑液包(かつえきほう)があります。この滑液包のおかげで肩の関節を滑らかに動かす事が出来ます、この滑液胞には肩の関節を滑らかに滑らすための滑液が含まれています。
四十肩・五十肩で肩関節に炎症が起こると滑液包にも炎症が起きてしまい、その炎症が治る過程で肩の骨や腱板にくっついてしまうことを癒着といいます。

肩の癒着が起きると腱板の滑りがとても悪くなってしまう為に肩が動かなく成ってしまいます。
肩の癒着をなるべく早く治すには3段階の病期に適した適切な治療がとても大切な事に成ります。

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四十肩・五十肩の病期に合った治療方法

まず初めに四十肩・五十肩の急性期の治療法
・自宅で行う治療は
初期症状の急性期では肩関節の周囲に炎症が起きているので激しく肩が痛みます。この急性期に無理して痛みをこらえて肩を動かすとかえって肩の関節をさらにいためます。ですので患部は冷してあげて肩はなるべく動かさないようにして安静にしていましょう。
そして早めに整形外科で受診することをお勧めします。

・病院で行う治療法は
肩の激しい痛みで寝不足になったり日常の生活や会社の仕事に支障が出るようであれば整形外科で申し出れば薬を処方してくれます。肩の痛みが軽い時には消炎鎮痛薬を2週間分ほど処方してくれますが、肩の炎症が激しく痛みが重症のときは局所麻酔に副作用の少ないステロイド剤をまぜたくすりを、肩に注射してくれます。注射してくれるのはだいたい2〜4週間に一回程位です。
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四十肩・五十肩の慢性期の治療法
・自宅で出来る治療法は
四十肩・五十肩の慢性期では肩の癒着が進んでしまう時期ですので。急性期の時とは違い冷やしてはだめです、逆に温めて肩をよく動かすようにします。この時期では肩の炎症は治まっていますので肩を大きく動かさなければそれ程の痛みはありませんが肩を大きく動かすと痛みが走ります。肩が痛いからと言って肩を動かさずにいると肩関節の癒着がどんどん進行して動かなくなってしまいます。肩関節の癒着の進行をなるべく遅らすためにも肩が痛くない範囲で少しずつでも肩を動かす訓練が必要です。お風呂などで肩をじゅうぶん温めてからマッサージしてあげると良いでしょう。

・病院で行う治療法は
肩関節が癒着してし固まってしまった関節の動きを滑らかにする為に病院ではヒアルロン酸を肩に注入する治療が行われることも有るそうです。ヒアルロン酸と言う物質はもともと眼球や関節など体内の中に存在する物質なので副作用などの心配はありません。ヒアルロン酸は非常に滑らかで粘りがあります、これを肩関節の潤滑油として、肩関節の動きを滑らかにしてくれます。このヒアルロン酸はあくまでも五十肩の治るまでの一時的な治療法です。五十肩の慢性期の治療で大事なことは肩を温めてすこしずつでもいいから肩を動かすことが一番大切です。

四十肩・五十肩の回復期の治療法は
・自宅で行う時の治療は
この時期は痛みはほとんどありませんが肩関節の癒着が進んでいるため肩関節があまり動かなくなっています。肩の痛みがないので放置してしまいがちですがそれでは肩がなかなか動くようにはならず、肩関節の動かせる範囲がだんだん狭まってしまい日常の生活や会社での仕事にも支障をきたします。五十肩のこの病期での一番大切なことは肩を温めながら少しずつでも良いのでなるべく積極的に肩を動かしたりマッサージしたりすることをお勧めします。慢性期よりもさらに積極的に肩をうごかさなくてはなりません。またラジオ体操やアイロン体操等のいろんな運動を組み合わせて肩をさまざまな方向に動かすようにしてください。

・病院で行う治療法は
肩関節の癒着がひどく固まってしまった場合では、病院の医療機関で専門的なリハビリテーションを行います。リハビリは肩を温めてマッサージをして、肩を動かしてあげるという治療です。
回復期になる前にそれぞれの病期で適切な治療を受けていれば回復期でリハビリが必要なほどの肩の癒着はほとんど無いと言うことです。

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