経営事項審査とは

建設業許可を受けている建設会社は,国や都道府県その他の公共団体の発注する工事に参加する為には, 経営事項審査を受けなければならない。

その経営事項審査の結果により,建設会社は,格付け,ランク付けされ,点数の高い会社ほど,施工の能力が有るとされ, 有利に工事を受注することができます。

よって,この経営事項審査の結果は,建設会社の関心のある部分であり,当然競争相手の建設会社の経営事項審査の結果も気になるところです。この経営事項審査の結果は審査を受けた全ての建設会社に交付されます。

法人の成績通知表といえます。

この経営事項審査の結果(成績通知表)では,その法人の成績が5つの科目(点数)で表示され,また固定資産,固定負債,経常利益,支払利息などで財政状態や経営成績も分かります。

また,この経営事項審査の結果(成績通知表)は誰でも閲覧できるように,建設業情報管理センター ciic で商号名や許可番号等を検索窓に入力して,探すことが出来ます。

 

経営事項審査 公表

経営事項審査の結果(成績通知表)の公表は,財団法人建設業情報管理センター CIIC(http://www.ciic.or.jp/)より公表されています。

全国の主要な建設会社の経営事項審査の結果(成績通知表)の公表は,すなわち会社情報が誰でも,無料で閲覧できます。

全国の建設会社の経営事項審査の結果(成績通知表)の公表は,建設業情報管理センターを検索して閲覧することができます。

 

経審の結果の活用

その経審の結果の活用で一番に考えられるのは、やはり他社よりは有利な条件で入札に参加するために自社の位置づけの確認として使えます。言い換えれば、自社の経営審査の結果の改善に活用できるのです。
他には、営業とか、与信管理とか、新規取引先の評価などにも大いに活用できることが分かります。

 

経営事項審査結果通知書の見方

二通りの観点から見る必要があります。
それは,一つの見方は,

(1)形式的な見方

どのような内容から,経営事項審査結果通知書が構成されているかという見方です。
そしてもう一つの見方は,

(2)実質的な見方

それは経営事項審査結果通知書の内容が
① 他社と比べて経営事項審査結果が良いのか悪いのか,又 自社においても経営事項審査結果が前期と比較してどうなのかというように分析できる必要があります。② まず,この経営事項審査結果通知書には,会社名,所在地,社長名,電話番号,許可区分,許可主管,営業年数,許可番号,資本金,売上高,自己資本の金額,利益剰余金の金額,流動負債,固定負債,
支払利息,受取利息配当金,売上総利益,営業利益,経常利益,固定資産,資本の部の金額,営業キャツシュフローの金額なども分かります。そして,純支払利息比率,負債回転期間,総資本売上総利益率,売上高経常利益率,自己資本対固定資産比率,自己資本比率が分かります。

 

経営事項審査 点数アップ

ホームページで経審の点数で皆さんの期待に応えたい。しかし応えられない。会えたら経審の点数で皆さんの期待に100%応えられるのに!

経営事項審査の点数をアップするステップ

ライバル会社の経審の点数を考慮していますか?

 

(1)総合点数P対策→

・点数Pのシミュレーション

・他社の点数の入手

 

(2)国,都道府県の主観的点数の対策→

ランク付けの点数を予測

自信のある満足の経審経審の点数を上げる具体的方法を、このホームページで伝えられるのは、10%ほどです

 

経営事項審査の点数の計算

 

総合評定値(P)の算出方法

総合評定値(P)=0.25×(X1)+0.15×(X2)+0.2×(Y)+0.25×(Z)+ 0.15×(W)(小数点以下の端数がある場合は,これを四捨五入する)。最高点2,143点 最低点-18点

 

点数を毎年上げられないで困っている

ランクを上げるまでの点数Pが上がらない
このホームページをご覧頂いている方は、私が思うにきっと点数には、詳しい方ではないでしょうか?でも点数を毎年上げられないで困っている。このホームページに興味がある方に直言させて頂きます。「対策をいろいろ考えられたけど、ランクを上げるまでの点数Pが上がらない」きっと上げられないのは、皆様の会社の規模で一番良い点数に到達されているのだと思います。この点をまず確認して下さい。すでにいっぱいいっぱいの点数まで確保されていて、点数アップを検討しても無駄です。また今の時代、皆さんは毎年毎年、経審の点数に取り組み、以前より詳しくなられています。

 

 

全国の都道府県で等級格付け(ランク)で上位の業者の数が減らされる傾向にあります。公共団体の財政の厳しさより,公共工事予算の減少で,建設工事の発注数の激により,ここ数年,公共工事の受注の出来ない会社が増えてきて,会社経営の危機にさらされています。

また,その等級格付けの(ランク)落ちの危険性のある会社の社長様は,今年の等級格付け(ランク)落ちになってしまうのではないかと,自社の経営事項審査の点数や県等の技術評価点数等の資料と他社の経営事項審査の点数,技術評価点数の情報を整理し,自社の等級格付け(ランク)の生き残りをシュミレーションされています。

 

経営事項審査の p点の目安について

自社の所在地の県で公表されている「建設工事入札参加資格審査及び等級格付について」等が

参考になります。

例えば土木一式の等級格付 特A, A, B, C, Dについて、県のホームページで経営事項審査の p点と県独自の主観点数の両方が表示されていると思います。この場合の各等級格付の経営事項審査の p点が目安になります。

 

経営事項審査の点数とランクについて

経営事項審査の点数は、経営事項審査の総合評点pと各発注者がつける主観的点数であり、これは合計されて、ランク(等級格付)の点数になります。

 

ランクを上げる強力な武器

ランクを上げる強力な武器は、ISO9001やISO14001を取得することです

(ISOの取得を評価の対象にしている都道府県に限る)。

鹿児島県や香川県(他にも同じような県は多いです)は、ISO9001とISO14001を取得すれば、ランクの基準になる点数が55点も上がるのです。

ISO取得は、強力な武器です。ISO取得をして55点でアップしても、まだ点数が足らない皆様ISO取得したら、あとは松元に任せて下さい。

弊社は、ISO取得指導も行っています。

経審の指導ノハーと同じように、ISO取得の支援ノハーも持っています(ISO取得の指導にノハーがあるとは思っていらっしゃいましたか?!)

弊社の強みは、経審の点数アップ指導でランクの上がる指導ができる点です。

専門は専門に任せるのが定石です。

さぁ! この文章を読んでいただいた方で、ランクを上げたい方はご相談下さい。

経営事項審査の等級格付け(ランク)でランク落ちの不安
経営者様へあなたの会社は今回の等級格付け(ランク)でランク落ちの不安はありませんか?