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図書館の本を読んで。
『インド哲学10講』(赤松明彦著 岩波新書)
人間は、元素で構成されているにすぎず、あの世は存在しない。
ものごとはすべて偶然に起こる。
人間に意識があるんだから、宇宙にも意識はあるだろう。
図書館の本を読んで。
『後藤象二郎と近代日本』(大橋昭夫著 三一書房)
後藤象二郎は後藤又兵衛の子孫である。土佐藩に生まれ、近所に板垣退助がいた。一五歳のときジョン万次郎から世界の話を聞かされ、感動した。
幕末維新の激動期、後藤象二郎は二九歳で藩政の事実上のトップに就任した。坂本龍馬と会談し、徳川慶喜に大政奉還させることに決めた。
新政府の高官をつとめる。土佐の藩兵による堺事件がある。征韓論の際に下野。板垣退助を中心に愛国公党を結成、「民撰議院設立建白書」を提出、自由民権運動をはじめる。
炭鉱経営で失敗する。自由党の結成。板垣退助が刺客に襲われ「板垣死すとも自由は死せず」と言う。福沢諭吉の紹介で朝鮮の金玉均と会談する。星亨の大同団結運動の際、担ぎ出される。政府の抱き込み工作により入閣。