◆ 昔の競売の話
こんばんは
必ず成功する堅実な不動産投資の健一です
かなり遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます
本年も宜しくお願いします
去年に引き続き競売のお話をさせてもらいます
■ 素人の参加が難しかった昔の競売の世界
私の知ってる1990年代辺りだと、今ほど法の整備がされてなく、法の理念も違っていました
当時は賃借人保護 『大家さんは強く、借主は弱いのだから借主さんを守るの正義』
という理念のもとに法が施行され、その考えのもとに各行政機関も対応してました
勿論、警察も同じです
その為、競売物件には借主は名ばかりの不法占有者が居座り、立ち退き料を多額に要求するという怪しい人達がたくさんいました
その時代には、不法占有者に立ち退きの交渉に行くと、平気で 『俺のケツは○○組の○○さんだ』
とか言って少しでも高くお金を取ろうとする人達もたくさんいました
こんな環境では、普通の人が競売に参加するはずもありません
その時代に参加してた人と言えば、裏の世界に話を通せる人か、○○組の企業舎弟とか言われる方達が多かったように思われます
不動産業者でもうちのケツ持ちは○○組だとか言ってる人も実際にいました
■ 落札しても自己使用も貸す事も大変
競売は文字のとおり、競って売るわけですが、入札する前に物件ごとに決められた一定の保証金を入金しないと競売に参加できません
仮に落札した場合には、残金を決められた日までに入金しないと、落札した権利を失い、保証金も没収されてしまいます
競売独自の特徴としては物件の瑕疵(かし)です
難しい字ですが、簡単に言うと『キズ』です
普通、誰でも物件を購入する時は、建物の中や外などいろんな所を見て購入をしますよね?
昔の競売物件だと、怪しい不法占有者が居座っていましたので、物件の瑕疵を解決できないまま売却されるのです
そんなの買う人いるの?って思いますよね
ですから昔の競売物件を扱う人と言えば、その筋の人とつながりのある競売屋と呼ばれる方達です
昔の競売物件に素人が手を出すと、落札はしたけど、不法占有者がいるから自分で使用は出来ないし、人に貸すのも出来ず、固定資産税や都市計画税は自分で払わなければいけないという大変な事になることも多々ありました
その後、どのように競売の世界がどう変わっていったかまた、お話します